ヤマト運輸「満足ポイント制度」~褒め合い育て合う文化醸成
ヤマト運輸(株)(東京都中央区、山内雅喜社長、社員数15万6877人)では、社員が顧客や仲間の“満足創造”に積極的に取り組むためのツールとして「満足ポイント制度」を運用中だ。「仲間からの評価」「自己評価」「会社からの評価」「顧客からの評価」で得たポイントはイントラ上の「満足BANK」に貯められ、累積ポイント数に応じて銅からダイヤモンドまでの「満足クリエイター」認定バッジを贈呈。制度の浸透で「褒め合う文化」が醸成され、社員の意欲が向上したほか、顧客からの御礼メール等の増加や荷物事故の減少など多方面に好影響を及ぼしている。
ヤマト運輸によると、お客様・社員・社会に対して多くの満足を創造するために、ヤマト運輸(株)が2008年11月にスタートした「満足ポイント制度」。自分が創造した満足に対する①仲間からの評価、②自分で立てた目標に対する自己評価、③会社(本社・支社・主管支店)からの評価をポイント化し、「満足BANK」に貯めていくことで、各自が創造した満足の量や中身を確認できるシステムです。
満足ポイントが貯まると満足クリエイターとして認定され、ポイント数に応じて、ダイヤモンド・金・銀・銅のバッジを贈呈します。
2012年度には、47,484名(前年度63,501名)の満足クリエイターが誕生しました。満足ポイント制度浸透による褒める文化の醸成は、社員の仕事への意欲を高め、ヤマトファン賞の受賞者増加や荷物事故の減少など、品質面にも良い影響を及ぼしています。
またこの活動はグループ会社にも広がり、ヤマトシステム開発(株)の「ハッピーポイント制度」、ヤマトホームコンビニエンス(株)の「ありがとうポイント制度」などがありますが、2012年度にはヤマトグローバルエキスプレス(株)およびヤマトロジスティクス(株)などBIZロジ6社で「満足ポイント制度」がスタートしました。またヤマトフィナンシャル(株)では「知恵ッター」という掲示板システムにより、情報共有と褒める文化醸成への取り組みを進めているとのことです。
お問い合わせは佐伯社会保険労務士事務所まで