目標設定評価制度とは
目標設定評価制度とは︓
個人ごとに目標を設定し、その進捗や実行を自ら管理する手法。
目標設定評価制度を導入する目的︓
組織目標にもとづいて個人目標を設定することで、組織と個人の方向性を統一すること。
目標設定評価制度による期待する効果︓
自分の業務の意味を明確にし、モチベーションが高め、高いパフォーマンスを発揮することができる。
目標設定の具体的内容
業績目標を個人業績、改善目標、能力開発、部下育成目標にプレイクダウンして具体的な目標を設定する。
1.業務・改善目標について
業務目標の3つの要素
予算(計画) の数値目標 |
予算として明確にされ、 仕事の内容と水準が具体的な 数値として示される。 |
改善課題、 重要課題等の目標 |
業務計画により明確にされ、 各人が重点的に取り組む目標、 課題、スケジュールなどである。 |
基本的業務、 定型的業務等の 職務目標 |
規程やマニュアル等で明確にされる 基本的、定型的な仕事です。 |
2.能力開発目標について
能力開発目標とは業務目標を達成するための職務遂行能力を拡大するための目標である。
3.部下育成目標について
部下育成目標とは、業務目標を達成するための部下の職務遂行能力を拡大するための目標である。
目標設定の4要素
【要素1】目標項目
まず「目標項目」で何を達成しようとするのか明らかにします。
【要素2】達成水準
目標項目をどの程度のレベルに到達させるのか決めます。評価しやすい「達成水準」を設定してください。できるだけ数値化する。
【要素3】期限
達成するまでのスケジュールと期限を決めます。
【要素4】方法・手段
達成水準を期限内に実現するための方法・手段を設定します。
目標達成するための必要なポイント
1. 目的・目標を描く
思いを認識し、言葉にしてみる。
そして、ゴールと期日を具体的に決めましょう。
2. メンバーの心をわしづかみにする
リーダー一人では実現できません。全員の思いの
「ベクトル」をあわせていくことが重要になります。
3. 何をするか決める
現在の値を把握し、埋めるべき差を明確にする。
「合目的行動」であり、影響度の大きい、
実現性のある事を実行に移す。
4. 作業を見える化し、ハードルを取り除く
行うべき作業を書き出し「見える化」し状態を定義することで
最優先の仕事が見えてきます。
問題を把握し、どのように対応していけば良いか考えます。
5. 経過の見える化で進捗を管理する
目標達成するには、常に目標を意識しなければなりません。
常に見えるようにしておきましょう。
行動と結果の連動性を確かめながらその都度見直す必要があります。
重要なのは想いを実現すること
- 本来の目標達成は、「想い」をかなえることです
- いつの間にか本来の意味を忘れてしまい、数字だけを追ってしまったり、自分だけが成績が上がれば良いと思ってしまったりすることがあります。
- 目標値が達成したとしても「想い」が実現できていないのであれば、それは成功ではありません。逆に目標値が達成できなかったとしても「想い」が実現できていれば、それは成功です。