社会保険労務士と税理士の違い
「社会保険労務士」について、あまり聞き慣れない方も多いかもしれません。「士業」と名のつく職業で有名なものに弁護士や税理士があり、この二つはご存知の方も多いでしょう。法律に基づく専門知識をもとに業務の代行する国家資格を「士業」といい、社会保険労務士もこの士業の一つです。 他にも士業には司法書士・行政書士・公認会計士・中小企業診断士などが含まれています。 こちらでは、様々な士業の中から「社会保険労務士」と「税理士」の違いについて説明したいと思います。
税理士の特徴
社会保険労務士と税理士の違い大きく分けると、事業主が対象なのか、法人・個人が対象なのかの違いがあります。税理士の主な仕事は、法人や個人が税務署に提出するための書類の作成や、その手続きを代行するといった内容です。個人であっても不動産を持っていたりフリーランスで活動したりしていれば確定申告が必要となるため、税金に関することを税理士に代行してもらうケースも多々あるでしょう。
社会保険労務士の特徴
社会保険労務士の主な仕事は、「労働・社会保険手続きの代行」「人事労務管理のコンサルティング」「年金相談」など、労働社会保険に関する業務を代行することで、対象は事業主に限られます。事業主には労働社会保険の加入義務があり、行政機関へ提出する書類の作成や手続きの必要性が出てくるからです。保険の種類によっては、法人だけでなく個人経営の場合も事業主に含まれます。そのほか、人事・労務コンサルタントとしても活動しています。
社会保険労務士の利用をお考えでしたら
社会保険労務士は50種類以上にのぼる労働・社会保険諸法令に基づき提出書類や申告書などを作成し提出代行をするほか、職場のメンタルヘルスや退職などの労務トラブルのサポートなど、人材に関する悩みを解決するプロでもあります。 佐伯社会保険労務士事務所では、創業や開業時に定めておくべき人事労働関連の課題をサポートしており、新しく事業を立ち上げる事業主様を支援いたします。主に介護立ち上げに特化しておりますので、社会保険労務士の利用をお考えでしたらぜひご相談ください。